UFK-01PCバッグ2001年

UFK-01

押出し成型によるゴムを用いたバッグの習作です。一般的に広がりを見せるノートパソコン用のバッグがもっぱらその機能性の拡張に主眼が置かれモバイル通信の急激な発達に併せてその容器としてのバッグもそれに追いつくべく機能も後手に廻っているのが現状です。ここではその機能としての「保護性」のみをゴムに求め、他は「普通のバッグ」を目指しました。ゴムの成型はハード部分とソフト 部分とに分かれ、ハード部分を基底にした上に連続するソフトの半円状のリブが連続する形態を持ちます。

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連続するリブは6山で1ユニットを形成し、前後に嵌合させることにより押出しでありながらその直行方向に連続する形態を有します。 バッグ自体はニュートラルなユニセックスの商品を目指しました。「保護性」のみをが唯一のデザイン言語としてそれ以外の機能、装飾を一切持たない「普通の鞄」としての存在感を目指しました。内側にあるべき緩衝材を外側に用いたという新しい提案です。

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