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ここで再び「美しい建築」に戻ります。 では何が美しい?
私がここで一方的に言い切るのもおかしな話ですが、されているようでされていない議論だと思います。 この問題に関しては。 美しい建築とはデザインされた建築物だと思います。それは「意匠」などという表層的なものでなくもっともっと深いところから探っていったものだと考えます。
では「建築デザインとは?」これに関しては、全くの持論ですが、自分の思う建築デザインとは
機能
プロポーション
構造デザイン
の練り上げであると思ってます。ここでいう機能とはなんらかのsolutionと考えてます。最近webの世界ではsolutionという言葉は頻繁に登場しますが、建築の世界では皆無、というほど機能的な面におけるsolutionに関しては定石の様なものが存在し、そうせねばならないほどガチガチに固められている気がします。だからこそ「ほどいていく」事が必要だと思います。
Proportion。私は大概の事は受け入れますが、proportionの汚い形だけはどうにも受け入れられません。生理的なものかとも思います。形態のもつproportion、これを昇華させていく事はデザインの方向付けに於ける非常に大きな醍醐味です。構造を相談しながらこのproportionを決めていく事が一番楽しいと言えます。
建築の構造を重力をはじめとする様々な外力から建物を守る、という方向で捉えるか、またはその様な外力に対して攻めの方向で捉えるかによってその形状は必然的に異なります。「攻め」の方向の構造体は非常に自然です。本来その建物はその形を求めていたかの様な透明な緊張感があります。一方「守り」の構造は太くなるほどいい、ぶ厚くなるほどいいといった事象の積み重ねなので方向的には塊(かたまり)に収束していきます。当然コストもかかります。しかもそのコストとは「安全」に対するコストではありません。単なる水膨れ費用の様なものです。「攻め」の構造計画と並行しながらproportionを考える。Proportionを考えながらsolutionを思い描く、このあたりが本当の建築デザインである、と私は思います。
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