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1999年
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真冬の気温が氷点下10度を下回る厳寒の地では石油ストーブの真ん中に「火」が見えるのは半ば当然の事柄として受け止められます。しかし東京以西の比較的温暖な地方では直接「火」が見える商品は敬遠される方向にあります。またストーブそのものが生活の中心的な場所に据えられる北海道では暖房を中心に間取りが決められると言っても過言ではありません。逆に東京ではあくまでも補助機能程度としてしか認識されていません。更に言えば消費者のインテリア的な欲求を満たす商品で無ければ市場が受け付けないところまで行ってしまいます。 私達はここで大きな市場である北海道、東北地方の根強いニーズと同時に首都圏のマーケットも席巻できる新しい形のストーブのデザインを試みました。即ち市場の求める最大公約数を満たしながら同時に最小公倍数を極力小さくするという手法です。 そこでは
以上の具体的な方針のもと試行錯誤の結果無機的で平面的な形状のストーブに行き着きました。 |
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この石油ストーブの大きな特徴は前面のアルミパネルにあります。このアルミパネルは肉厚が5mmあり、その結果全体のコストをその分だけ押し上げていると言っても過言ではありません。それほど従来には無かった仕様です。ここで肉厚を5mmにしたのは表面から見た材料の質感です。途中何回もこの肉厚が話題になりましたがそれを結果受け入れてくれた開発クルーには感謝しています。建築で外装にアルミパネルを使用する場合、その肉厚からくる質感が顕著に表に出てくる、コンシューマーユースの暖房器具にも結果同じ事が言えたと思っています。 |
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両面にあるアルミパネルを掛けるようにわたされたルーバー。ルーバーはこの様にパネル面に接することなく僅かに浮いた形で「火」の部分を覆います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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