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上越市の旧高田市の城下町の面影の残る一画に於ける住居併用内科医院の増改築計画です。この地に3代続く消化器系内科医院として住宅部分の増改築、医院部分の増改築を繰り返してきた最終形として1階部分を医院、2階部分を住宅として計画された住居併用の医院建築です。
医院併用の住宅は常に医院としての顔を持ち同時に住宅としての機能も持ちます。その医院としての顔は24時間必要であり、そこに住宅としての「やすらぎ」 がなるべく外部には出ない事が必要です。一方で住宅はあくまで住宅としての機能が必要になってきます。ここではその相反する機能を一つのスキンで覆った形の提案を行いました。

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グレー色と形容するのが最もわかりやすい古い城下町の一角に、医院としての清潔感、同時に住宅としての排除された生活感、この似て異なる要素をファサードに同居させるための試行錯誤を繰り返しました。前面道路に対する間口が狭く、一方奥行き方向に細長い独特の敷地形状のため、通り抜けを部を囲い込むように前面に対して間口を広げ、その通り抜けるスペースは空間的な「抜け感」を与え、さわやかな印象を与えながら同時に道路に対する視認性を高め、またそれがこの地特有の豪雪地がための積雪に対する覆いとしての役目も与えました。

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1階の医院待合室から出入り口の方を振り返った様子。アルミハニカムフラッシュの自動ドアが道路面に対して心地よい立て板になります。左側は畳スペース。端部に腰掛けることも可能です。

UEK-O10診察室の職員専用通路の様子。二つある診察室、処置室、レントゲン室、受付を結ぶスペース。

UEK-O12トイレ内部です。薄いサーモンピンクの床面の色がモノトーンの室内に映えます。

UEK-O11医院併用住宅のその住宅部分へ上がる階段、そのディテール。段板は鉄板とそれに直行するフラットバーでT型で構成されています。階段の上部はトップライトになっていて階段を通してぼんやりと自然光がここでは入ります。