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東京都心から比較的近い住居エリアにこの2世帯住宅は計画されました。車の通りが少ない閑静な場所で、春になるとそのいたるところで桜が咲き、秋には落葉が自然な形で道路を覆う、そんな散策の道にでもなるような四季の豊かなエリア、そこにこの住宅は計画されました。一方で2世帯住宅としては決して広い敷地とは言えず、同時に法42条2項道路で地所のかなりの部分が道路として提供せざるをえず、そうはいい地価の高いこの地を選んだという建築主の思い入れもあり、なんとか基準法ぎりぎりの範囲内で最大限の有効な利用が出来ないかを模索し続けました。また風水にこだわりを見せる建築主の意のもと、風水の根底にある合理的な配置計画を取り入れ、言うならば間取りは法律と風水により殆ど自動的に決められていってよく、その半ば必然的に決まっていった間取りを建築的にいかに具現化していくかという点にその作業は集中しました。

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基本的に道路斜線、北側斜線、日影規制の制限目一杯の状態で、大きな塀で囲まれたゾーンを形成し、その内部に要求される諸室を展開していく構成となっています。ここではそのボリュームの囲い方、採光を確保しながらプライバシーも確保していくという開口の開け方、を面と面の組み合わせで解決しようと試みました。

NAK-C5二世帯住宅は入り口も分かれ、外部階段を使って2階にとに分かれます。外部階段は大きな円弧を描いたアルミパンチングメタルのパネルで目線を覆われています。

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