ISB-C

ISB-C_10

東京,大森の環状7号線から少し奥に入ると交通量の比較的多い環状線から一転して車一台の通行がやっとといった狭い通りが連なります。その編み込まれていく様な細い通り3本に囲まれた形で敷地は存在します。必然的に複雑な形状の敷地に対してこの計画は長い面で狭い前面道路に接するため、外に対してプライバシーを完全に守りつつ同時にその形態が道路に対して威圧的なものにならない様に、ここでは緩やかに湾曲した形態の壁を用いました。大きく壁に囲まれた内部は中庭として3世代の住居がそれぞれ向かい合う配置計画としました。
住戸は2つのゾーンから構成されます。1つは湾曲した壁のすぐ内側に展開する6人家族による比較的大所帯の住宅で、1階を家族の共有ゾーンとして居間、食堂、家事関係の諸室、客室等があり、壁のすぐ内側の吹き抜けを通して上部にあるスカイライトに接続します。吹き抜けはそのまま2階の個室ゾーンとも連なり、縦に細長い住居を中心から殆ど行き渡る形で構成されています。もう1棟は両親の住居で、以前からこの土地に長く住み続けていたためおのずと生活習慣が確立されその行動がそのまま平面計画として再構築され、同時に以前から100年住み続けた住居の材料を一部使用して建物としての再構築を果たしました。

ITO-C_09アクセスとして使われる天然石を貼った通路から軸を少しずらした位置にアイストップとしてのハイサイドライトがあります。

ITO-C_04アプローチの弊越に子世帯の住宅が見えます。

ITO-C_19模型による俯瞰で見た様子。