KND-R

stairway_01

2階から3階に上がる階段です。 この家は染色を生業とする家族であることからその染め物を建築部位のどこかに使うことが番組構成上求められました。試行錯誤の挙げ句、階段の蹴込み板と手摺りのバック スペースに染め物を挟み込んだ合わせ硝子を用い、その背後に照明を仕込むことにより染め物を通した柔らかな光を室内空間に利用する形となりました。

STAIRWAY_09照明を入れたところ。染物の生地自体はオレンジ色に近いピンク色ですが、照明を透過させることによってこの様な柔らかなサーモンピンクになります。合わせガラスによる近代工業と伝統工芸の薄い接点。

STAIRWAY_101階から段裏を見るとこの様に灯りが逆に回り込みます。仕事を終えた1階の灯りが消えると、「住居」としての2階部分の気配が階段を通して感じられます。

STAIRWAY_05その階段を真横から見たところ。伝統工芸品のなす日本的な素材、色調とクールなプロダクトが重なる瞬間。