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今でも仕事をされる方の約半数がHB鉛筆を使っています。また、HB鉛筆使用者のうち、赤鉛筆を併用している人は半数以上にも上り、黒と赤の使い分け需要があることを示しています。 一方で鉛筆の需要そのものは低迷の一途をたどり、しかもその頼みの綱は学童文具である、というマーケットに於いて、「新しい鉛筆を開発する」という行為は大変難しい命題です。そもそも鉛筆というモノはその作り方から使われ方に至るまで既に「完全なまでに完成されているプロダクト」です。その様な環境下で新しい鉛筆に残された道は「殆ど無い」状態でした。
今までに「赤青鉛筆」というものは存在しているのはよく知られています。しかしそのなかの「青」の用途というと現在は殆ど考えられません。 なぜなら青はあ くまで青焼き機で転写されない色であって、青焼き機そのものが市場から消えた現在、そのニーズももはや考えられない存在となっています。
ここでその青と黒を入れ替えた形の黒赤鉛筆です。黒といっても色鉛筆の黒ではなく墨芯と言われる普通のHBの芯を指します。墨芯と色芯はその直径が異なるため、商品化まではかように時間がかかりましたが、ここにようやく「新しい鉛筆」である黒赤鉛筆が開発され市場に投入されました。

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この「黒赤鉛筆」なら、鉛筆を回すことで、持ち替えることなく、黒でも赤でもすぐに使えて、しかも黒:赤が7:3の比率だから、無駄なく使用することが出来ます。

「ありそうでなかった黒赤鉛筆」と市場では言われていますが、完成されているプロダクトであるが故に「出来そうで出来なかった」という方が近い気がします。