AMORE

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その可動間仕切りの内側から振り返った様子。インテリアデザインの一つの方向性として「立つ位置による異なる情景」を考えます。異なる矩型を平面的に角度をつけて絡ませることにより常に視界は変化します。イタリアの小都市のもつ「路地」の感覚をこの店舗に反映できれば、と考えました。

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入り口を入るといきなりフロアです。正面の絵は版画を中心とした澤口氏のコレクション。絵を照らすスポットライトが間接光としてテーブルに落ちます。 レストランとしての機能を持つこの店舗のインテリアは平面的に矩形を角度をもたせて配置しているため逆パースぺクティーブとなり現れます。「中の気配」が入り口を開けたとたんに一息にに展開します。

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厨房側から見た客席(フロア)の様子です。画面奥の格子戸は可動間仕切りとなり、人数に応じて仕切方法を変えられます。入り口と同じ楢の無垢材で構成されています。イタリア料理のもつ端正で厳格でくつろいだ雰囲気、その様な相反する事象をインテリアデザインとしての立場で表現出来れば、と考えました。

12トイレ洗面台です。P.スタルクの洗面台の両側は「サボテンの骨」と「桑原泰男氏の彫刻」。 料理の盛りつけはどことなくこの「サボテンの骨」を彷彿させます。この無骨なまでのディスプレイとスタルクの衛生陶器の組み合わせが絶妙。

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